岡田 秀一
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DJIのMavic Proが未だ国内で人気。そんな中「このエラー」なんだ？というトラブルが起こってもまだ発売から半年程度の新しいドローンのため、解決方法がネットを彷徨ってもたどり着けない事も多々あるようです。
今回はネットで解決できなかったMavicProの「ビジョンシステムエラー」をメーカーサポートさんの力を借りて解決（？）したいと思います。
突然表示されたエラー表示「ビジョンセンサーエラー」に困惑
Contents
いつものようにドローンを起動すると見慣れない表示がある。「ビジョンシステムエラー」
しかし、Attiモード（GPSや障害物検知システム・ピジョンポジショニングシステム等、利用できない状態）にすればなんだかよく分からないけど飛ばせることは確認できました。症状としてはビギナーモード等の他モードへの変更はできるものの、前方のセンサーが検知しないという状態でした。
離陸時、やや気温も低かったので電圧の変化か何かでセンサー異常にでもなったのかと、注意しつつ機体とアプリを観察するが他に飛行には影響が無い。しかしどうにも気になるのでマニュアルを読み漁るも解決の糸口が見つかることはありませんでした。
”ビジョンシステムエラー”で検索するも…、
気を取り直して検索します。「ビジョンシステムエラー Mavicと…」しかし出てくる検索結果はマニュアルのPDFとカタログスペックばかり。とほほ。
しかし、いくら嘆いても解決しなければ仕方がありません。
まずは機体のステータスを確認していきます。
指示通りにMavic本体の再起動を試みるも、まったく問題が解決せず、DJI Assistant 2を使いファームウェアのバージョンダウンとアップを行いIMUキャリブレーションと、思いつく限りの設定を試みましたが、解決には至りません。
困り果てた末、DJIサポートセンターに問い合わせると・・・
私：「○○（事情説明と試した解決方法説明）そんなわけで、ビジョンセンサーエラーが解決しません」
サポート：「DJI Assistant 2でセンサーキャリブレーション（校正）できます。試してください。」
私：「お、おう・・・（意外とそっけないのね…）」
それに従いDJI Assistant 2でセンサーキャリブレーションを試みます。Mavicでの適切なチュートリアルの情報が無いので、英語版かつPhantom 4のチュートリアル動画を参考にキャリブレーションを行ってみました。
DJI Phantom 4 – Calibrating the Vision Positioning System – YouTube
これがその参考にした動画です。DJI Assistant 2で画面に表示したポイントをセンサーカメラで追い、指示通りに動かすことでセンサーの校正を行なうことができる機能です。
しかし思わぬトラブル発生？DJI Assistant 2で画面で明らかな異常が。
実際にMavicを接続してDJI Assistant 2に表示された状態がこの画面。「センサーステータス」の中に表示されるポイントが左のセンサーには表示されていません。ポイントにセンサーが反応せずここでキャリブレーションは断念。再びDJIサポートに連絡してDJI Assistant 2に表示されたこの画面を添付してメールでの回答を待つことにしました。
今回の「ビジョンセンサーエラー」は修理が必要ということが明確になり解決（？）なのかな…まとめ。
というわけで何度かサポートセンターとメールのやりとりをし、最終的に届いたメールがこちら。前のやり取りでは「DJI Assistant 2のバージョン確認」「使用しているOS確認」「アプリ内設定より障害物センサーはONかの確認」と、やり取りの多さにぐったりしながら機体を送付しての点検修理となりました。
「ビジョンセンサーエラー」がステータスに表示されると症状としては障害物感知機能は作動しなくなると考えてください。今回のケースでは片方（左）もセンサーが機能しない症状だったのですが、両方の場合は飛行モードにも影響が出る可能性があります。必ず着陸させてDJI Assistant 2を使いセンサーキャリブレーションを試みて解決してみてください。
では、しっかりメンテナンスをして楽しい空撮ライフをー！
